消費者金融広告

消費者金融のテレビCM

かつて、国内では無制限に消費者金融のテレビCMが流されていました。午前、午後、ゴールデンタイムの時間帯にまで流れ、テレビの視聴者は一日中消費者金融のCMにさらされていたのです。

こういったテレビCMによって、サラ金時代の悪印象を払拭し、消費者金融はさも健全な金融業者であるかのように、国民に広く浸透していったのです。

しかし実際はその当時、上場している大手消費者金融でも利息制限法に違反する違法金利を取っていましたし、支払いが滞った顧客に対しては、驚くほど厳しい取り立て行為をしていたのが現実です。

大手でさえそのような状態だったのですから、それより規模の小さい金融業者がどれほどの行為をしていたかは、想像に難くないでしょう。

高金利で顧客から獲得した営業利益をテレビCMなどの広告料に注ぎ込んだ大手消費者金融各社は、その後爆発的顧客を増やし、史上空前の営業利益をあげていきます。これもテレビCMが大きく影響していることは、誰の目にも明らかです。

テレビCMの問題点

テレビCMでは、消費者金融が誠実で、手軽に借りれて便利なことを強調していますが、厳しい取り立て行為や高金利であることについては一切触れていません。

「ご利用は計画的に」という一文は入れていますが、消費者金融の安易な借入をあおっている事実は変わりません。

そういったCMによって、返済不能に陥った大量の多重債務者や自己破産者を生み出したことや、挙句には自殺や夜逃げといった最終手段を講じた消費者も少なかれずいた事実について、自己責任で片づけてしまうには問題が大きすぎると指摘せざるを得ません。

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テレビCMのの規制

さすがに多重債務や自己破産者が増えたことから、2003年の改正法によってテレビCMの規制がかけられました。

家族団欒のゴールデンタイム帯(17時〜21時)へのCMが規制されるようになりました。これも当然のことで、それまでそういった時間帯に消費者金融のCMが平然と流されていたこと自体、驚くべきことです。

これは、先進国において日本だけの現象といってもいいことです。

更に、2006年の改正法では、早朝時間帯と夜間帯の少し増加して、「7時〜9時」「17時〜22時」の時間帯が禁止となり、22時以降は月に換算すると100本以内という制限もかけられることとなりました。

この数字が多いか少ないかは議論の分かれるところですが、バブル期に無制限に流れていた本数と比較すれば、かなり制限されたとは感じます。

もっとも、当時はネットがない時代で広告の殆どがテレビCMだったのに対し、現在はネット広告もありますので安易な対比は出来ないと思います。

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